生態系サービス評価

岩手県の自然再生事業地において,ニホンミツバチが提供する生態系サービスについて評価を試みた興味深い文献。

ルートセンサスによる訪花調査,貯蜜・育児調査,巣に持ち帰る花粉分析を実施されている。

その結果,野生在来植物45種の送粉,作物3種および園芸植物2種の授粉への寄与が示唆されたとのこと。また,春季には畦畔や休耕田の草本植物,夏季には落葉広葉樹林の木本植物,秋季にはソバからの採餌が多かったとのこと。

いろんな植物の送粉と授粉に寄与しているんだなあ。当方(高知県)でも春季と夏季の訪花は同様だと思われるが,秋季は不明。秋はどんな植物を訪れているのだろう。冬になるとビワが重要な蜜源植物になっていそうだけど。

[出典]  藤原愛弓ほか.2014.さとやま自然再生事業地におけるニホンミツバチの生態系サービス評価 : 花資源利用およびコロニーの発達.保全生態学研究,19:39-51.